温水洗浄便座が故障する原因とは？対処法もあわせて紹介

温水洗浄便座からノズルが出てこなくなくなったり、リモコンが動かなくなったりするなど原因不明の不具合が起きると不便ですよね。

このようなときは、プロの業者に修理を依頼する方が多いかもしれません。
しかし、自分で対処できる方法もあることはご存じでしょうか？

そこで今回は、温水洗浄便座が故障する原因ごとに対処法を紹介します。
「温水洗浄便座が故障したかもしれない」と、思った方はぜひ参考までにご覧ください。

温水洗浄便座を交換する時期の目安

温水洗浄便座は電化製品です。
そのため、冷蔵庫や洗濯機などのほかの電化製品と同じく、温水洗浄便座も経年劣化は避けられません。

そんな温水洗浄便座の寿命は、製品にもよりますが設置後7～10年程度とされています。

また、温水洗浄便座の多くの製品は、発売から10年が過ぎると部品の生産が終了する傾向にあります。
そのため、設置から10年以上が経っている状況で温水洗浄便座が故障した場合、部品の生産が終了しているために修理ができなくなってしまう可能性が高いです。

温水洗浄便座が故障したかもしれないと感じた場合、まずは使用している温水洗浄便座は設置後何年経っているのかを保証書で確認しましょう。
もし、設置から10年以上経っている場合は、修理するのではなく新品との交換をおすすめします。

温水洗浄便座が故障する主な原因と対処法をパターン別に6つ紹介

温水洗浄便座が故障する原因はさまざまですが、原因によってはプロの業者に頼む前に自分で対処できる場合もあります。
まずは、自分で無理のない範囲で対処してみましょう。

以下に、温水洗浄便座が故障する主な原因とその対処法を、6つのパターンに分けて紹介します。

パターン①温水が出てこない

温水洗浄便座から温水が出てこない場合、電源が入っていないかもしくは温水洗浄便座の温度が低温に設定されている可能性が高いです。
まずは電源が入っているかどうかを確認したうえで、それでも温水が出てこないという場合は、温度設定を見直しましょう。

また別のケースでは、温水洗浄便座が一時的に内部エラーを起こしているということも考えられます。
その場合は、温水洗浄便座の電源を切ってからコンセントのプラグを抜いて、さし直しましょう。
そのあと、コンセントの漏電保護ボタンを押すと不具合が直る場合があります。

パターン②ノズルが作動しない

温水洗浄便座のノズルが出てこない場合は、ノズルが伸縮する駆動部分にごみや尿石などの汚れが付着して動きが止まっている可能性があります。
その場合は、手で直接ノズルを引き出して、アルコールや歯ブラシなどを使って掃除を行うと解消される場合があるので、試してみましょう。

もし、それでもノズルの駆動部分が動かない場合は、プロの業者に修理を依頼することをおすすめします。

パターン③給水管や接続部から水が漏れている

温水洗浄便座で特に水漏れが起きやすい場所は、給水管や接続部です。
この部分から水が漏れている場合は、下記の手順で対処しましょう。

まずは、ナットと呼ばれる接続部にゆるみが出ていないかどうかを、手でゆっくりとまわして確認します。
ナットがゆるくなっている場合は、レンチやスパナなどの工具を使ってナットを締め直すことで、水漏れを抑えられます。
もし、それでも水漏れが止まらない場合は、給水管の内部にあるパッキンが劣化している可能性が高いです。

そもそも給水管や接続部から水漏れが起きる原因は、パッキンやボルトなどの消耗品のパーツが寿命を迎えているためです。
温水洗浄便座の金具を分解して、パッキンやボルトを新品に交換することで、水漏れは解決するでしょう。

しかし、無理に自分で修理を行おうとすると温水洗浄便座の不具合が悪化する場合もあるため、自信がないという方はプロの業者に修理を依頼しましょう。
また、故障かどうかを自分では確認できないという場合は、メーカーに問い合わせることをおすすめします。

パターン④温水洗浄便座自体が作動しない

そもそも、温水洗浄便座自体が作動しないというパターンもあります。
ボタンを押しても作動しない場合は、コンセントのプラグが抜けていないかどうかを確認しましょう。
掃除のときや気づかずにものをぶつけてしまったときなどにプラグが抜けていることがあります。

また、ボタンを押しても運転ランプが点灯しないという場合は、温水洗浄便座がトイレの本体から外れていることが考えられます。
温水洗浄便座を1度トイレの本体から外し、カチッと音がするようはめ込みましょう。
それでも作動しない場合は漏電している可能性もあるため、温水洗浄便座には触れないように気をつけたうえでプロの業者に修理を依頼することをおすすめします。

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