水道料金の請求額が急に高くなっていると、「漏水が起こっているかもしれない」と思う方は多いのではないでしょうか?
漏水が起きているかは水道メーターで確認することができますが、水道メーターのどこを見ればいいのか分かりませんよね。
そこで今回は、漏水をチェックする水道メーターの見方について解説します。
水道メーターの仕組み
水道メーターは主に『水量の確認指針』『検針メーター』『パイロット』の3つの部品から成り立ちます。
上部についている数字のカウンターが検針メーター、赤い針のある数字版が確認指針、その隣にある銀色の部品がパイロットです。
水道メーターは専門業者でなくても簡単に見ることができ、敷地内やマンションであれば個別の部屋ごとにメーターボックスが設置されています。
検針メーターとは
水道メーターの検針メーターとは、主に毎月使った水量を記録するものです。
水道料金は主に検針メーターを確認して決められることが多く、2ヵ月に1度の検針日に水道局代理の検針員がチェックを行います。
水道料金の計算は専門知識が無くても可能であり、検針メーターの数値から前回の検針日に記録された数値を引くことでその月に使った水量がわかります。
地域によって決まっている基本料金にくわえて、超過した分を足して水道料金が算出できます。
過去に使用した水量については、水道局から届く検針票に記載されています。
水量の確認指針
水量の確認指針は、メーターの下部にある1L・10Lの数字版と赤い針を指します。
確認指針の役割は、主に使った水が正常に流れているかを確認するものです。
例えば、水を1ℓ流した場合は確認指針の針が1週します。
10ℓの場合も同様で、使った水量を計測するとともにきちんと水が流れているかを確認するためのものでもあります。
また、検針メーターとともに、水道料金を決める際に確認する箇所でもあります。
パイロット
水道メーターのパイロットは、漏水をしていないかを確認するための部品です。
水道メーターの左下にあることが多く、銀色のデコボコした部品がパイロットです。
パイロットは水が流れている間だけ回転するため、水道を使っていない状態でパイロットが回っている場合は漏水の可能性が大きくなるというわけです。
また、水道の検針を行う際にパイロットが回り続けているのが確認できた場合、水道局から「水漏れの可能性があります」とお知らせが届くこともあります。
水道メーターから漏水を確認するには?
水道メーターから漏水を確認する方法としては、主にパイロットをチェックします。
まず全ての蛇口を閉めて水が出ていないことを確認してから、水道メーターをチェックします。
その際、パイロットが継続的に回り続けている場合はどこかで漏水していると考えてよいでしょう。
ただし、どこが漏水しているかまでは水道メーターから読み取ることはできないため、目に見える範囲で漏水がなければ専門業者に確認してもらう必要があります。
漏水のチェック方法は水道を使っている場所によって異なるため、正確な判断をしてもらったうえで修理が必要です。
漏水した分の水道料金は原則利用者が支払わなくてはいけないため、早めの対処を行っていきましょう。
水道メーターのパイロット部分で漏水チェックができる
水道メーターは、使った水量の確認だけでなく正常に水が流れているかのチェックもできます。
特にパイロット部分を確認することで漏水の有無が分かるため、水道料金が高いと感じる場合は一度チェックしてみるとよいでしょう。