水道管の破裂は予測できないため、もし破裂した場合には焦ってしまう方も多いでしょう。
落ち着いて対応できるように、水道管が破裂した場合の対処法を押さえておくと安心ですよね。

そこで本記事では、水道管が破裂する原因や対処法などを詳しく紹介します。
自分で対処する場合の注意点も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

水道管が破裂する原因とは

水道管が破裂する原因は主に3つあります。
それぞれの詳細を紹介します。

原因①経年劣化で水道管に亀裂が入っていた

水道管は徐々に経年劣化していくものなので、長期間使用されている水道菅は、亀裂が入りやすい状態になっています。

使用されている建物や環境にもよりますが、一般的な耐用年数は40年程度です。
耐用年数を過ぎると必ず破裂するというわけではありませんが、できるだけ耐用年数を過ぎる前に新しいものに変えることをおすすめします。

原因②水道管の内部が凍結していた

気温が急激に下がる冬は、内部の水が凍結する可能性が高まります。
内部の水が凍ることで、水道管自体を圧迫してしまうため、亀裂が入りやすくなります。

凍結を防ぐためには、保温剤をビニールテープで巻きつけて水道管の温度が下がらないように対策しておくことが有効です。
一般的に水道管が凍るといわれている温度はマイナス4℃であるため、天気予報や温度計などで気温を確認して、適切に対策しておきましょう。

原因③地震の揺れで負荷がかかった

地震による揺れは負担がかかるため水道管に亀裂が入っている状態で地震が起きると、水道管が破裂する可能性が高いです。
また、破裂まではいかなくても、劣化を早めることがあります。

地震のあとに水道管の破裂を確認するためには、水道メーターの動きを見ることが有効です。
一度、水道の元栓を閉めて、水道メーターが動いているかどうかを確認してみてください。
水を使用していないときに水道メーターが動いている場合は、水道管が破裂しています。

水道管が破裂した場合の対処法

実際に水道管が破裂した場合に、落ち着いて対応するためにも正しい対処法を知っておくことが大切です。

手順①止水栓を閉めて応急処置を行う

まず止水栓を閉めましょう。
止水栓は家によって異なるものの、ほとんどは水道メーターの近くにあるため、まずは水道メーターの近くを探してみてください。

止水栓を閉めたあとは、水道管が破裂した箇所を特定し、タオルやテープを巻きつけて応急処置をしましょう。

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手順②適切な相談先へ連絡する

手順①の対応はあくまで応急処置であるため、しっかりと修理をしてくれる業者へ相談しましょう。

相談先は物件の種類によって異なるため、住んでいる物件に合った相談先へ依頼しなければなりません。
物件の種類ごとに、水道管が破裂した場合の適切な相談先を以下にまとめました。

水道管が破裂した場合の相談先

  • 戸建て住宅:水道設備の担当業者
  • マンションやアパート:管理組合もしくは管理人
  • 不明な場合:水道局

止水栓の場所や水道管の破裂している場所がわからない場合でも、慌てずに業者へ連絡しましょう。

破裂した水道管の対処を行う場合の注意点

破裂した水道管を修理するためには、水道局から指定されている業者で、尚且つ有資格者でなければ対応できません。
そのため、資格をしていない状態で、自分で修理しようとすることはやめましょう。
基本的に自分で行えることは、応急処置のみです。

自分で修理しようとすると被害を拡大させる可能性もあるので、応急処置のみを行ったうえで、業者へ連絡しましょう。

水道管が破裂する原因は経年劣化や凍結、地震の揺れなどが挙げられる

いかがでしたでしょうか?

水道管が破裂する原因は、経年劣化や凍結による亀裂、地震の揺れによる負荷などが挙げられます。
水道管の耐用年数は40年程度といわれており、40年を過ぎると亀裂が入りやすく破裂する可能性が高まるため、新しいものへ変えましょう。

水道管が破裂した場合は、まず止水栓を閉めて破裂した箇所にタオルやテープなどを巻きつけます。
その後、適切な相談先へと連絡して、修理を依頼しましょう。

東京水道センターでは、水道管の破裂トラブルにも対応しています。
漏水調査も行っているので、水道管が破裂しているのかどうかを調べたい方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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