水回りのトラブルのなかでも厄介なのが、お風呂の床下からの水漏れです。
床下まで水が漏れていると、お風呂だけでなく床全体も修理しなければいけなくなる可能性があります。
重大なトラブルになる前に、水漏れを発見したら早急に専門業者に相談することが重要です。

本記事では、お風呂の床下まで水漏れする原因やご自身でできる対処法を解説します。
お風呂の床下の水漏れをすぐに解消したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

お風呂で水漏れが発生しやすい場所

お風呂の水漏れは、さまざまな場所で起こります。

お風呂で水漏れが生じやすい主な場所

  • 蛇口・水栓
  • シャワーヘッド
  • 浴槽
  • 給湯器
  • 換気扇

それぞれの原因については、後ほど詳しく説明します。
同じお風呂の水漏れであっても、場所によって対処法が異なるのでご注意ください。

お風呂の床下にまで水漏れする可能性がある原因

お風呂で水漏れが発生し、状況が悪化すると床下にまで浸水してしまうことがあります。
ここでは、お風呂の床下にまで水漏れする可能性がある5つの原因を紹介しますので、水漏れしている場所の特定にお役立てください。

原因①蛇口・水栓の劣化

蛇口や水栓の劣化によって、お風呂で水漏れが発生することがあります。
目立った損傷が確認できない場合でも、蛇口や水栓の内部は常に水に浸かっている状態です。
そのため、ゴムパッキンの劣化やホースやパイプの破損、ナットの緩みなどが生じている可能性が考えられます。

ゴムパッキンは10~20年程度で経年劣化による寿命を迎えることが多いので、設置から10年以上経過していれば、パーツの交換を検討しましょう。

原因②シャワーヘッドの劣化

シャワーヘッドからの水漏れも、原因として挙げられます。

シャワーヘッドからポタポタと水漏れしている場合は、シャワーヘッドを上に向けてみてください。
上に向けて止まるなら、残留水が出ているだけなので問題ありません。

シャワーヘッドを上に持ち上げても止まらない場合は、シャワー水栓や蛇口のバルブなどの損傷が考えられるので、交換や修理が必要です。

原因③浴槽のひび割れ

浴槽にひび割れが発生することでも、お風呂の床下にまで水漏れするおそれがあります。
ひび割れの原因には、経年劣化のほか、重い物を落としたことによる衝撃や、浴槽を傷める洗剤の使用などが挙げられます。

ひび割れの状態によっては、浴槽用の塗料を使ってご自分で対処できる場合もあるものの、修理が不十分で水漏れが悪化するリスクも否めません。

たとえ小さなひび割れであっても、拡大する危険性があるので、発見次第すぐに修理を依頼しましょう。

原因④給湯器の経年劣化

給湯器の経年劣化が、お風呂の水漏れを引き起こすこともあります。
特に、給排水ホースやパッキンは経年劣化しやすいため、水漏れの原因になり得ます。

給湯器の耐用年数は10~15年程度なので、設置から10年以上経っていれば、交換を検討しましょう。

原因⑤換気扇の故障

換気扇の故障も、お風呂の床下にまで水漏れする原因になり得ます。

換気扇は、浴室の蒸気や外部の水分によって水滴がつきやすく、水分を処理できずに内部に水を溜めてしまうケースがあります。
その結果、内部に溜まった水分がポタポタと落ちてくるというわけです。

換気扇の内部を掃除すれば水漏れが改善される場合もありますが、水分により内部がさびていたり、すでに故障していたりすることも考えられます。

お風呂の水漏れを発見した際の対処法

お風呂の水漏れを見つけたら、放置せずに必ず対処してください。

明らかに大量の水が漏れ出ている場合や、原因がはっきりとわからないときは、水道の元栓を閉めておきましょう。
水道の元栓は、水道メーターの隣に設置されていることがほとんどです。

そのあと、どこから水が漏れているのか特定を試みましょう。
ただし、水漏れしている場所や原因が判明しても、修理に自信がない方ははじめから専門業者に依頼することをおすすめします。

以下の記事では、お風呂の水漏れの原因と応急処置のやり方を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

関連記事:お風呂が水漏れを起こした際の原因と応急処置の方法を紹介

お風呂の床下から水漏れは危険?

お風呂の水漏れのなかでも、床下まで影響しているものを放置するのは厳禁です。

お風呂の水漏れは、ゴムパッキンの交換のような軽度なものであれば、ご自身でも修理できることもあります。
しかし、床下まで到達している水漏れのような場合は、状態を確認したうえで床の修復から行う必要があるため、専門業者に相談するほうが賢明です。

床下にまで水漏れしている状態をそのままにしておくと、カビやシロアリが発生するだけではなく、腐食で床すべてを取り換えなければいけなくなるおそれがあります。
最悪の場合、家屋の倒壊や漏電事故などの事故にもつながることも考えられます。

床下の被害のみならず、マンションやアパートの場合は階下の部屋にまで被害が広がり、損害賠償請求にまで発展しかねません。

重大なトラブルになってしまう前に、専門業者に速やかに相談しましょう。

お風呂の床下まで到達している水漏れを見つけたら、専門業者にすぐに相談する

本記事では、お風呂の床下まで水漏れする原因やご自身でできる対処法を解説しました。

お風呂の水漏れの原因は、蛇口の劣化や浴槽のひび割れ、換気扇の故障などさまざまです。
床下にまで到達した水漏れを放置すると、カビやシロアリの発生のみならず、腐食による床の取り替えが生じるおそれがあります。

重大なトラブルを招いてしまう前に、スピーディーに対応してもらえる専門業者にすぐに相談しましょう。

東京水道センターでは、お風呂の水漏れといった水回りのトラブルに365日対応しております。
出張費や見積もりは無料で行いますので、まずは一度ご相談ください。

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