突然、給湯器からお湯が出なくなり、洗い物や入浴ができなくなった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
給湯器はわたしたちの暮らしに欠かせない機器であるため、トラブルが生じたら、早急に対策を講じなければなりません。
そこで本記事では、給湯器からお湯が出なくなる原因、ならびにお湯が出ないときの対処方法を紹介します。
給湯機をトラブルなく使いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
給湯器からお湯が出なくなる主な原因
まずは、給湯器からお湯が出なくなる原因を紹介します。
原因①ガスの元栓が閉まっている
ガスの元栓を閉めると、給湯器にガスが供給されず、お湯が作れなくなります。
長期の外出にあたり元栓を閉めたままにしたり、ご家族の方が元栓を閉めたりしていたりするケースも少なくありません。
ガスの元栓のツマミが横になっていたら閉まっている状態なので、縦の状態にしましょう。
原因②給水・給湯管につまりが生じている
給水・給湯管につまりが生じると、お湯を蛇口まで届けられなくなります。
新しい配管を準備したうえで、古いものと交換すれば症状を改善できますが、作業には技術が求められるので個人での対応は難しいでしょう。
また、給水・給湯管のつまりの原因が異物ではなく、錆である場合には注意しなければなりません。
ご自身で無理に修理を試みると、被害が悪化するだけでなく、修理費用が高くつくおそれがあるので、専門業者に依頼することを推奨します。
原因③水抜き栓のフィルターにゴミが溜まっている
ガスの元栓や、給水・給湯管の状態に異常がないにもかかわらず、お湯が出ない場合は、給湯器のすぐ下に設置されている「水抜き栓」にトラブルが生じているかもしれません。
水抜き栓のフィルターにゴミや汚れが蓄積されると、お湯が出にくくなるので、ブラシなどを使って洗浄してください。
原因④蛇口のバルブカートリッジが故障している
蛇口の内部には「バルブカートリッジ」という器具が内蔵されています。
これが経年にともない劣化すると、水量や水温がうまく調整できなくなり、お湯が出なくなることがあります。
バルブカートリッジはご自身でも交換できますが、取り外す部品が多く、作業には多くの時間と工数が必要です。
「交換はできたものの、元の状態に戻せなくなった」といった事態を防ぐためにも、作業に不慣れな方は、専門業者に依頼しましょう。
給湯器の交換を検討したほうがよいケース
給湯器の耐用年数の目安は10~15年程度です。
しかし、使用頻度が高い場合や、メンテナンスを実施しなかった場合は、5~7年程度で故障することもあります。
寿命を超えた給湯器は、修理してもすぐにトラブルが再発することがあるので、新しい機器への交換を検討したほうがよいかもしれません。
耐用年数を迎えていない場合でも、お使いの給湯器に以下で挙げるサインが現れたら機器が寿命を迎えている可能性があります。
サイン①お湯の温度が安定しない
給湯機を操作していないにもかかわらず、お湯の温度が勝手に上がったり下がったりする場合には、機器が劣化しています。
このサインが見られる場合は、機器内部の部品やセンサーの故障が疑われます。
「設定温度に問題がないか」「台所優先になっていないか」など、を確認したうえで、給湯器の温度を再設定して様子を見ましょう。
それでも症状が改善しない場合は、機器の故障が考えられるため、専門業者に相談してください。
サイン②異音が聞こえる
給湯器から異音が聞こえる場合は、機器の内部に不具合が生じているかもしれません。
笛のような音はファンモーターに異常があり、キーンという共鳴音は配管にトラブルが生じている可能性があります。
放置したままにすると、ガス漏れなどの重大なトラブルにつながることもあるため、速やかに専門業者に連絡して原因を調査しましょう。
サイン③黒い煙が出ている
給湯器から黒い煙が出ている、もしくはボンッという爆発音が聞こえる場合は、機器が不完全燃焼を起こしています。
放っておくと火災や一酸化中毒を引き起こす危険性があるので、ただちに使用を中止し、専門業者に相談してください。
給湯器からお湯が出ないときは原因を確認したうえで対策を講じましょう
いかがでしたでしょうか。
経年にともない給湯機が劣化すると、機器に不具合が生じお湯が出なくなることがあります。
お湯が出なくなる主な原因としては、給水・給湯管や水抜き栓のフィルターつまり、蛇口のバルブカートリッジの故障などが挙げられます。
まずは、水抜き栓のフィルター掃除やバルブカートリッジの交換を実施して、それでも症状が改善されないときは、専門業者に機器の修理や交換を依頼しましょう。
東京水道センターでは、給湯器の交換や水回りのトラブルに対応しております。
出張費やお見積もりは無料ですので、給湯器からお湯が出ずにお困りの方は、まずは一度お問い合わせください。