「給湯器から水がポタポタと落ちているけど、どうしよう……」とお困りではありませんか?
給湯器の水漏れを見つけたら、原因を確かめたうえで、適切に対処しなければなりません。
放置してしまうと最悪の場合、重大な事故にもつながりかねないからです。

そこで本記事では、給湯器の水漏れの原因を応急処置とともに解説します。
給湯器の不具合を解消し、安全に使用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

給湯器から水漏れが生じた際に起こりうる事故

給湯器の不具合による水漏れが生じると、深刻な事故が起こるリスクがあります。
ここでは、給湯器から水漏れが発生した際に起こりうる2つの事故の例を紹介していきます。

不完全燃焼による一酸化炭素中毒

給湯器のバーナーに水がかかりつづけると不完全燃焼が起き、一酸化炭素が生じる可能性があります。
一酸化炭素は無味無臭で、発生しても気づきにくいため、初期対応が非常に重要です。

一酸化炭素中毒が引き起こされると、頭痛やめまい、吐き気などの症状が現れるうえ、最悪の場合は命に関わるので、すぐに給湯器の使用を中止してください。
そのうえで室内に一酸化炭素が充満しないように、窓を開けしっかりと換気しましょう。

電気系統のショート

給湯器の水漏れは、電気系統のショートを招く危険性もあります。

ゴムパッキンのヒビ割れや給湯器内部の配管の破損などから水漏れが生じ、電気系統に水が入り込むと、ショートや漏電が起こるかもしれません。
水漏れを発見したら、速やかにコンセントを抜き、専門業者に点検を依頼しましょう。

給湯器の水漏れの原因

給湯器から水漏れしている場合は、原因を特定することが大切になってきます。
ここでは、代表的な水漏れの原因を3つ紹介します。

原因①経年劣化

給湯器を長期間使用している場合、経年劣化によって水漏れが発生しているかもしれません。

給湯器の寿命は10~15年程度であるため、使用年数が長くなるほど不具合が生じやすくなります。
ただし、この期間はあくまでも標準的な条件下で使った想定なので、使用頻度や給湯器の周辺環境などによって、寿命は変動する可能性があります。

原因②施工不良

新しい給湯器を設置したばかりなのに水漏れするなら、施工不良が疑われます。

たとえば、配管を接続するためのボルトの締め付けが不十分な場合、そこから水漏れが生じることがあります。
施工時のミスであれば、無料で修理してもらえるケースが多いので、工事を依頼した業者に連絡しましょう。

原因③凍結による配管の破裂

冬期や寒冷地では、配管の中の水が凍結すると膨張し、配管が破裂して給湯器から水漏れする場合もあります。

給湯器の配管が破裂すると、基本的に給湯器全体の交換になる可能性が高くなります。
冬場に給湯器を長期間使用しない場合は、水抜きをはじめとする凍結対策を忘れずに実施しましょう。

給湯器の水漏れが生じた場合の応急処置

給湯器の水漏れを発見した場合、できる限りの応急処置を施しておくことをおすすめします。
専門業者が駆け付けるまでにできる応急処置を紹介するので、ぜひ試してみてください。

ステップ①給湯器の電源を落とす

給湯器の水漏れに気づいたら、まずは電源を落とします。
水漏れしている状態のまま使用すると、一酸化炭素中毒や電気系統のショートにつながりかねないからです。

給湯器の電源は、リモコンパネルから切ることができます。

ステップ②水漏れしている箇所を確かめる

次に、どこから水漏れしているのかを確認しましょう。
水漏れしている箇所を特定できれば、原因を推測しスムーズに修理することができます。

特に、給湯器本体や配管の接続部分から水漏れしているケースが多くあります。

ステップ③止水栓とガス栓を閉める

最後に、余分な水道代とガス代がかからないよう、止水栓とガス栓を閉めます。
コンセントを抜いて、給湯器自体の運転も停止しておくと安心です。

給湯器の水漏れに対する応急処置と合わせて確認したいこと

賃貸物件にお住まいの場合、給湯器の水漏れを発見したら、大家さんあるいは管理会社に連絡しましょう。
賃貸物件の管理者は大家さんや管理会社であるうえ、特定の専門業者に依頼しているケースもあるからです。

入居者自身の判断で修理を依頼したり、故意に放置したままにしたりすると、修理費用が自己負担になる場合もあるので注意が必要です。

なお、分譲マンションの各部屋に設置された給湯器は、マンションの専有部分にあたります。
そのため、分譲マンションでは、入居者自分で修理または交換することになります。

給湯器の水漏れは自分で修理できる?

「給湯器からの水漏れは、自力で修理できないのかな」と思われるかもしれません。

給湯器の水抜栓から水漏れしている場合は、様子を見つつ使用し、問題がなければそのまま使うことができます。
給湯器内部の圧力を下げるために、水漏れしている可能性が考えられるからです。

また、給湯器の接続部分から水漏れしているなら、ゴムパッキンの劣化が疑われます。
ご自身でゴムパッキンを交換すれば、水漏れを修理できるかもしれません。

ただし、基本的にはご自身で修理するのではなく、専門業者に相談することをおすすめします。
専門的な知識をもたない方が修理を行うと、かえって状態を悪くしてしまったり、修理してもすぐに故障を繰り返したりする可能性があるからです。

給湯器から水漏れが生じたら、応急処置を施したうえで専門業者に相談する

本記事では、給湯器の水漏れの原因を応急処置とともに紹介しました。

給湯器から水漏れが発生する原因として挙げられるのが、経年劣化と施工不良、凍結による配管の破裂です。

給湯器の水漏れを見つけたら、まずは給湯器の電源を落とします。
水漏れしている箇所を確かめたうえで、止水栓とガス栓を閉めたら応急処置は完了す。

給湯器の水漏れは、一酸化炭素中毒や電気系統のショートといった重大な事故にもつながりかねないため、すぐに専門業者に相談しましょう。

東京水道センターでは、給湯器からの水漏れといった水回りのトラブルに365日対応しております。
出張費や見積もりは無料で行いますので、お困りの方はぜひお問い合わせください。

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