キッチンは毎日使う場所なので、水漏れが発生したらすぐに直したいですよね。
自分で修理することも可能ですが、手に負えないなら専門業者に依頼するのが確実です。
しかし、その際にかかる費用が気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、キッチンの水漏れを修理する方法と、業者に修理を依頼した場合の費用の目安を解説します。
「費用感がわからないから業者に依頼しづらい……」という方は、ぜひ参考にしてください。
キッチンから水漏れする原因と対応する修理方法
自分で水漏れを修理する場合、まず原因を把握しなくてはなりません。
ここでは、キッチンの水漏れを引き起こす主な要因と、有効な修理方法を紹介していきます。
水漏れの修理に必要な道具
修理に取り掛かる前に、必要な道具が手元にあるか確認しておきましょう。
水漏れの修理では、最低限以下の5つの道具が必要になります。
水漏れの修理で必要になる道具
道具名 | 用途 |
プラス・マイナスドライバー | ネジを外す |
モンキーレンチ・トルクレンチ | ボルトやナットを回す |
ピンセット | 細かい部品を取る |
水栓レンチ | 蛇口を外す |
交換用のパーツ | 劣化したパーツと交換する |
どの道具もホームセンターで揃えられるので、持っていないものがあれば、事前に準備しておくことをおすすめします。
パッキンの劣化
シンク下の排水ホース接続部分から水漏れしているなら、接続部分に取り付けられたパッキンが劣化しているかもしれません。
パッキンには水漏れを防ぐ役割がありますが、劣化すると硬くなってすき間が生じ、そこから水が漏れてしまうのです。
この場合は、以下の手順でパッキンを新しいものに交換すれば、水漏れを解消できます。
排水ホースのパッキンを交換する手順
- 排水ホースの接続を外す
- パッキンを新しいものに交換する
- 元の状態に戻す
- 水を流して漏れないことを確認する
パッキンには複数のサイズが存在するため、新品を購入する際は、事前にサイズを測っておきましょう。
排水ホースの損傷
排水ホース本体から水漏れしている場合は、排水ホースそのものが損傷していると考えられます。
傷が入った部分やヒビ割れしている部分から水漏れしている可能性が高いので、防水テープで当該箇所を塞げば、応急処置にはなります。
根本的な問題を解消したいなら、以下の手順で排水ホースを丸ごと交換するのがもっとも有効的な手段です。
排水ホースを交換する手順
- 新しい排水ホースと新聞・雑巾を用意する
- シンクの下の荷物を出して新聞を敷き詰める
- 排水溝側に取り付けられた防虫カバーと防臭キャップを外す
- 排水ホースを引き抜く
- 排水ホースとシンクの接続部分を緩めて外す
- 新しい排水ホースに防虫カバーと防臭キャップを取り付ける
- 新しい排水ホースとシンクを接続する
- 新しい排水ホースを排水口に差し込む
- 防臭キャップと防虫カバーをセットする
- 水を流して水漏れしないことを確かめる
排水ホースも、キッチンの構造によって合うものと合わないものがあるので、注意が必要です。
シンクの劣化
シンク本体から水が滴っているなら、劣化して穴が空いている可能性があります。
シンクに物をずっと置いたままにしたり、漂白剤や塩素系洗剤を頻繁に利用したりすると、たとえステンレスだとしても錆びるのは避けられません。
その結果、頑丈に思えるシンクにも穴が空いてしまうわけです。
対処方法としては、補修パテを使って当該部分を埋める方法が挙げられます。
シンクに空いた穴を修復する手順
- シンクの下から穴の位置を確認する
- 布や紙やすりで錆びを落とす
- シンクの裏側から補修パテで穴を埋めて、乾燥するまで待つ
- シンクに水を流して水が漏れてこないか確認する
この方法は、あくまでも部分的な対処に過ぎません。
シンク自体が劣化していれば、別の箇所に穴が空くのは時間の問題でしょう。
上記の対応を試しても水漏れが収まらないようであれば、施工会社にシンクを丸ごと交換してもらうのも一つの手です。
なお、キッチンの水漏れを放置した際に出る被害については、以下の記事で解説しておりますので、参考にされたい方はこちらもご覧ください。
関連記事:キッチンの水漏れによる二次被害とは?対処方法とともに紹介
専門業者に修理を依頼する場合の費用相場
キッチンの水漏れはご自身で直すことも可能ですが「自分で作業するのは不安……」という方もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、業者に修理を依頼するのが確実です。
業者に依頼する場合に気になる費用ですが、部品の交換を必要としない簡単な修理であれば、5,000~10,000円が相場です。
パッキンや排水ホースなどの交換が必要なら、部品代込みで10,000~30,000円ほどかかると想定しておきましょう。
ただし、経年劣化が進んでいるケースでは、水漏れしている箇所以外の部品も交換が必要になるため、修理代はさらに高くなります。
また、水漏れで床が傷んでいるのであれば、床の修理代もかかります。
具体的な料金は状況によって異なりますが、数万円はかかるのが一般的です。
床の傷みは、わずかな水漏れでも引き起こされる可能性があります。
「いつの間にか床が傷んでいた」なんて事態にならないためにも、定期的に水漏れの有無はチェックすることをおすすめします。
キッチンの水漏れは修理業者に相談するのが確実
今回は、キッチンの水漏れの修理方法と、業者に依頼する際の費用の目安を解説しました。
キッチンの水漏れは、その原因に応じて適切に対処する必要があります。
部分的な対処ならご自身でも対応できますが、不安が残るなら、専門業者に依頼するのがもっとも確実な手段です。
簡単な修理であれば5,000円ほどの費用で済みますが、状況次第では10,000円以上かかることもあるので、依頼する前には必ず見積もりをとっておきたいところです。
東京水道センターでは、キッチンの水漏れ対応なら基本料金5,500円から承っております。
出張費や見積もり費用も一切かかりませんので、お困りの際はぜひお問い合わせください。