キッチンの水漏れは、床全体が水浸しになるだけではなく、二次被害を引き起こす可能性があることをご存じでしょうか?
対処方法をしっかりと理解したうえで、落ち着いて対応したいですよね。
そこで本記事では、キッチンの水漏れによる二次被害や正しい対処方法を紹介します。
キッチンの水漏れが起こった際の対処方法を知っておきたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
キッチンの水漏れによって起こる二次被害とは
キッチンの水漏れは床全体に影響しますが、場合によっては床の表面だけではなく、床下まで広がっている可能性があります。
床下まで水漏れが広がっている場合は、二次被害を引き起こすおそれがあるため注意しなければなりません。
ここからは、キッチンの水漏れによって起こる二次被害を3つ紹介します。
気づかずに後悔することがないように、どのような二次被害が起こるのかを確認しておきましょう。
住宅の素材の腐食
キッチンの水漏れによって考えられる二次被害として、素材の腐食が挙げられます。
水漏れによって、床が濡れると菌が繁殖します。
濡れたことで、まっすぐな床が波打ったり反り返ったりといった被害に発展する可能性があるため、注意しなければなりません。
もし、木造建築である場合には、水漏れによって木材が腐って家全体への問題へとつながります。
カビの発生
水漏れを放置すると、床全体にカビが発生することもあります。
特に、水漏れが発生した場所が、収納棚の中など、空気の溜まりやすい場所はカビが発生しやすいため要注意です。
もし、調理器具を収納している場合は、調理器具にもカビが広がるおそれがあります。
収納棚の床に、保護シートを敷いている場合は、保護シートの下でカビが広がっている可能性もあるので、必ず確認しましょう。
シロアリの発生
木造建築で水漏れが起こった際に、気をつけたいものがシロアリの発生です。
水漏れによって湿った木材は、シロアリの大好物です。
そのため、木造建築で水漏れが発生すると、場合によっては家全体がシロアリの発生しやすい環境に変化するため、注意しなければなりません。
シロアリの発生は、発見が遅くなると家の土台となる部分や柱を食べてしまう可能性があるため、早期に発見できるようにしましょう。
キッチンで起こった水漏れへの正しい対処方法
キッチンで水漏れが起こった際は、適切に対処する必要があります。
ここからは、水漏れに対する正しい対処方法を紹介します。
水を拭き取る
水漏れによって水浸しになった床全体は、まず水を拭き取ることから行いましょう。
水漏れが止まったところで、ふきんや雑巾を使って汚水を拭き取ります。
拭き取る際は、汚水から感染症を起こさないために、ゴム手袋を使って、床の水分を取り除きましょう。
このとき、手元にふきんなどが用意できなければ、バスタオルや不要な洋服でも問題ありません。
床や床下に水が染み込まないようにするために、できるだけスピーディに作業に取り掛かりましょう。
消毒・乾拭きを行う
床全体の水を拭き取って床に水気がなくなったところで、消毒用エタノールを使って再度床を拭きます。
消毒用エタノールによる肌荒れを防止するために、ゴム手袋は引きつづき着用しておきましょう。
消毒用エタノールを含めて、水気を拭き取ったら、清潔な雑巾やふきんで乾拭きを行います。
このとき、消毒できていない箇所がないかを入念にチェックしましょう。
壁に汚水が飛んでいる可能性もあるので、壁も消毒しておくと安心です。
キッチンの水漏れが起こった場合
キッチンで起こった水漏れはそのままにせず、早めに対処しましょう。
大したことはないだろうと放置していると症状がどんどん進行して、修理費用が高額になってしまうこともあります。
キッチンの床に水漏れを起こしてしまうと、掃除や除菌に手間がかかるだけではなく、床材や基礎にまで影響を及ぼして、水漏れとは別の修理が必要になる可能性も高まります。
賃貸マンションの場合、階下に水漏れしたり、管理会社から莫大な費用を請求されたりするケースも考えられるでしょう。
火災保険の特約などで水漏れがカバーできていなければ、修理やリフォームにかかる金額はすべて個人での支払いになってしまいます。
あとから一切補償が受けられないということもあるので、相当な出費になることが予想されます。
また、水漏れした部分の消毒がきれいにできておらず、カビやダニが発生した場合も同様です。
なるべく初期段階で、対処ができるうちに業者を呼ぶことをおすすめします。
関連記事:キッチンの水漏れの修理方法と業者依頼でかかる費用目安を解説
キッチンの水漏れは素材の腐食やカビ・シロアリの発生などの二次被害につながる
いかがでしたでしょうか?
キッチンで発生した水漏れは、放置するとキッチンだけではなく家全体の問題につながる可能性があるため注意しなければなりません。
水漏れを放置したことで素材が腐食したり、カビやシロアリが発生したりする可能性があります。
キッチンで水漏れが発生した場合は、ふきんや雑巾を使って水気を拭き取ることから始めます。
水気がなくなれば、消毒用エタノールを使って消毒を行って、床へのカビの発生を防ぎましょう。
東京水道センターは、キッチンの水漏れにも対応しております。
その他、キッチン以外にも水回りの工事に対応できるので、お困りの方がいらっしゃればお気軽にご相談ください。